コロナ禍の入院 についてあれこれ思うこと。【こじらせコラム】

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こんにちは!いつも読んでいただきありがとうございます。
突然ですが、治療記録以外にもサクッとコラムとか気軽に書いていきたいな〜と思い、コラムを始めてみます。
今回は「 コロナ禍の入院 」について、入院を経験した患者の立場からあれこれ語っていきたいと思います。

こうあるべきだとか、これはダメだ、みたいな話ではなくアラサー女子の感想としてゆるく感想を語っていきますので気軽に読んでいただけたら嬉しいです。

診断までの経緯やこれまでの治療の様子については、【子宮内膜症治療記録】と題してまとめています。
入院や手術の様子についてもコツコツ記録中。

↓↓↓これまでの記事をチェック↓↓↓

【子宮内膜症治療記録】
①体調不良と産婦人科受診のキッカケ
②産婦人科受診編
③術前検査編(初めてのMRI検査)
④入院アイテム、心と体の準備編
⑤手術前説明編( 腹腔鏡手術 )
⑥締め付けレスの快適ショーツ作成編

入院生活の様子はこちら↓↓↓

⑦入院1日目( 腹腔鏡手術 の準備)
⑧入院2日目( 腹腔鏡手術 当日)
⑨入院3日目( 腹腔鏡手術 翌日)
⑩入院4日目( 腹腔鏡手術 2日後)
⑪入院5日目( 腹腔鏡手術 3日後)

退院後の記事はこちら↓↓↓

保存版!入院アイテムリスト
術後の痛み徹底レビュー!

はじめに

depth photography of blue and white medication pill コロナ禍の入院

まず初めに、「コロナ禍」というワードはさておき医療現場で5日間過ごしてみて感じたこと。

実際に入院するまでは、医療ドラマや医療ドキュメンタリー番組でしか見たことがなかった入院病棟。なんとなくふわふわとイメージはあるものの自分ごとと捉えられず、わからないことだらけでした。そんななか5日間の入院期間を経て、素直に一般人として抱いた感想は「想像していたよりもめっっっちゃくちゃ忙しそう」ということ。

恋愛ものの医療ドラマなどを見ると、人間ドラマ的な部分がクローズアップされているから日々のルーティンワークについては省略して描かれがち。だけど、ルーティンワークを正確にこなしながら臨機応変に対応する機敏さが求められるハイレベルなお仕事なのだと実感。

症状や回復具合が異なるたくさんの入院患者相手に、投与すべき薬を投与すべき時間に与えて、するべき処置を欠かさず行う。自分の一挙一動に「命の責任」が伴う、大変なお仕事だなと思います。

病院飯をどのくらい食べたか、便通があったか、想定外の不調はないか、シャワー浴はできたかなど細かく観察&ヒアリングしてもらい、それが次の時間帯にもちゃんと引き継がれている。「病院なんだから、そんなの当たり前じゃん!」と思う人もいるかもしれないけど、そんな当たり前のことこそ確実にこなすのが難しかったりする。

予想外のことがたくさん起こる医療現場で、自分の細かい情報が次から次へと引き継がれていくのは素晴らしいことだなと思います。

もちろん、長期入院したり、面会にいく立場、実際に現場で働く立場となればまた違った感想を持つかもしれないし、お世話になる病院によっても良し悪しはあるのかもしれないけど、少なくとも私の経験では「膨大な責任が伴う仕事をすごいスピードでこなす人達」という印象を持ちました。

面会禁止で感じたこと

woman in white shirt standing near glass window inside room コロナ禍の入院

以前からこのブログで綴っているとおり、私の人生初入院はコロナ禍の真っ只中でした。

面会が毎日のようにできていた時代に入院したことはないし、面会ができないことの心理的落差というものは完全に理解できない部分があります。そんな立場の意見ではありますが、入院期間の寂しさは相当なものでした。医療現場もいろいろなリスクを考えた上で面会禁止としているのは理解できるのですが、入院する立場となると行き場のない寂しさがあります。

もちろん、談話室・通話スペースでテレビ電話するなど外の世界と繋がりをもって寂しさを紛らわす方法はたくさんありますが、そもそも5日間の入院期間の半分以上は談話室まで歩くことすらできないのです。一番つらいときに、ただ天井を見つめるだけというのは酷なものだな〜と思います。

せめて、手術当日だけでもベッドの横に家族がいてくれたら…と心の底から願いました。

「ティッシュをとってほしい」「イヤホンを取ってほしい」「ペットボトルを開けてほしい」「寝返りを打ちたい」など、些細なことも自分でできない状態で、わざわざ看護師さんを呼ぶのも気が引けてしまいナースコールを押せない時間がありました。家族がPCR検査をして陰性なら手術当日のみ病室で付き添える、みたいなルールにならないかな…と切に願ってました。

もちろん有料の個室を借りるという手もあります。

ですが、5日間フルで個室病棟代を払うくらいなら、面会1日に対して¥10000(PCR検査代込み)くらいで受け入れてもらった方が多くの人に面会のチャンスがあり金銭的負担も少なく、何より本当に重症で個室を必要としている人に使ってもらえるのになぁと。

度重なるPCR検査で感じたこと

pexels-photo-3952234.jpeg コロナ禍の入院

コロナ禍での入院でつきものなのがPCR検査。私は入院の際に1回、そして手術後に1回PCR検査を受けました。

入院時のPCR検査はもちろん、入院患者が罹患していないことを確認するために全員が必ず実施しなければいけないものです。

そして手術後のPCR検査は、同じ階の病棟(病室はまったく別)にいるおばあさんがコロナにかかってしまったので、念のために「同じ階の患者全員PCR実施→その後看護師さんも全員PCR実施」というものでした。これについては、「やらなきゃいけないってのは理解できるしありがたいのだけど、順番が違うのでは?」と正直思ってしまいました。

病棟に西と東があり、そもそも病棟の方角すらも違う患者さんがコロナにかかった場合、まずは両方を頻繁に行き来しているナースさんから検査すべきだと私は思ったのです。西と東ではお手洗いもシャワー室も談話室も何もかも別だし、何より濃厚接触する以前に起き上がることすらできない状態だからです。

まずは「患者さんファースト」で検査をしてくれるのはありがたいことなのだけど、検査キットを持って病室へやってくる看護師さんの方が感染している可能性が高いのでは?と心の中でブツブツとつぶやいていました。

皆さんの入院生活はどうでしたか?

crop nurse demonstrating small double colored pill

今回は入院初心者という目線で、コロナ禍の入院に対して思うことをつらつらと綴ってみました。これを読んでいる皆さんの入院生活はいかがでしたか?

これまで聞いたなかで衝撃だったのは、「手術後に目覚めたら、不織布マスクを着用した上から酸素マスクを装着していた」という体験談。もうここまでくると、患者へ酸素を供給したいのか遮断したいのか意図がわかりません。

感染防止のルールや手段に縛られて「本来なんのためにやっているのか」という部分が淘汰されている場面を多く見かけますが、現場で実際に働いている人々にも計り知れないジレンマがいろいろあるのでしょう。

素人がとやかく言えることではないのかもしれません。

皆さんのコロナ禍入院エピソードがありましたら、コメントやTwitterでぜひ教えてください!

3/13からマスク着用ルールが緩くなるなど日本でもコロナ対策に対する動きが緩和されつつありますが、医療現場が今後どのように動いていくのか気になるところですね。


次の投稿もお楽しみに!

1993年生まれのこじらせアラサー女子。 2022年12月に婦人科系疾患【子宮内膜症・卵巣嚢胞】と診断されたことがキッカケで治療記録のブログを始める。 元国際線CA / 現職は商品開発部 / 上級睡眠健康指導士 / 英語科教員免許あり