【 超低用量ピル 治療体験談 】フリウェルULD飲みはじめました!(副作用/値段/子宮内膜症治療)
子宮内膜症(チョコレート嚢胞)の再発防止のために服用する 超低用量ピル の副作用や飲みはじめのレビューについてのお届けしていきます!
私の場合は手術→服薬という流れでここまできていますが、子宮内膜症の状態によっては手術なしでもピルを飲むだけで改善されるケースがあるらしい。そこで、手術の有無に関わらずピルを飲み始めようか迷っている方の参考になりそうな情報をシェアしていきます♪
まず、「ピル」という言葉を聞くと
こんなことを思い浮かべませんか?
- 服薬にどんなルールがあるの?
- 毎日飲まないといけないの?
- 飲み忘れたらどうするの?
- そもそもピルって避妊薬なのでは?
- 副作用がひどいって本当?
言葉としてはよく耳にするものの、ピルそのものについてはあまりよく知らないという方も多いのではないでしょうか。もしくは、知っていてもなかなか手を伸ばせずにいる方もいるかもしれません。
今回は、「ピルって何?」状態だった私の実際の体験談をお届けすることで、不安を取り除いたり服薬に挑戦する勇気を持っていただければいいなーと思っています!
副作用の出方や薬との相性は人それぞれですので、こんなケースもあるのかぁ〜くらいの気持ちで気軽に読んでみてね。
ピル についての基本
ピルを飲むメリットは?
ピルはそもそも、何のために飲むのでしょうか。
「避妊薬」「中絶」というイメージが強く服用に抵抗を感じていたり、周囲の目が気になるという人もいると思います。そこで、ピルの服用するメリットにについて少し見ていきましょう。
① 月経痛の改善
② PMS(月経前症候群)の改善
③ 生理周期のコントロール
④ 子宮内膜症の予防・改善
⑤ 月経困難症の改善
⑥ 肌荒れ改善
⑦ 避妊
こんなにもメリットがあること、みなさんご存知でしたか?
ざっと挙げただけでも女性に嬉しいメリットがたくさんあります。
近年では、肌荒れ改善や生理痛・PMSの軽減を目的にピルを服用する女性が急増しているのだとか。
私自身も去年、肌荒れがあまりにも酷く悩んでいた時期に肌荒れ改善のためにピルを処方してもらおうと産婦人科クリニックを受診しました。そしてなんと、その受診がキッカケで卵巣嚢腫が見つかり手術で無事取り除くことができました。
少しでも心身の不調を感じている方は、まずクリニックで受診&相談してみることをオススメします!
ここで、ピルの服用メリットについて詳しく書いてあるページをご紹介します。
ピルがどんな成分の薬なのかといった詳細が書いてありますので、詳しく知りたい方はぜひチェックしてみてください♪
https://www.yokosuka-clinic.com/pill-type
「ピル=避妊!」というイメージがあり、受診や服用に抵抗を感じている方にもおすすめのページです。
どんなデメリットがあるの?
さて、ここまでピルのメリットについて触れてきましたが、薬を服用する=良いことばかりではありません。
体の中のホルモンバランスを薬で操作するため、もちろん副作用やリスクが存在します。
副作用は薬の種類・配合されているホルモン量によっても様々ですが、多くのピルでみられる代表的な副作用として以下が挙げられます。
◆ 吐き気・嘔吐
◆ 頭痛
◆ 不正出血
◆ 乳房の張り
◆ 気分の落ち込み
◆ 眠気
うぅ。
できれば体験したくない副作用ばかり。
しかし、このような副作用はすべて全員に必ず起こるものではないですし、服用を続ける限りずっと続くわけではないようです。特に副作用が現れやすいのが、飲み始めの1〜3ヶ月。
いやぁ、メリットがたくさんあるにしても3ヶ月って長い…。
不安ですよね…。
そしてなんといっても一番大きなリスクが「血栓症」です。
血栓症とは、血液の一部が固まることで血栓(血の塊)ができてしまい、血管を塞いでしまう病気のこと。
喫煙者や肥満体型の方はリスクが高いと言われていますが、ピルの服用者も非服用者に比べてわずかながらリスクが高くなると言われています。
飛行機やバス、車などで長時間同じ体勢でいると起こりやすい「エコノミークラス症候群」も血栓症の一種。乗り物に乗る際やベッドで眠る際に、血が滞るような体勢を長く取らないように気をつけたいですね。
旅行や出張の予定がある場合、服用開始時期を慎重に考える必要がありますね……
超低用量ピル を実際に服用してみた
さて、ここから先は実際にピルを服用し始めたアラサーAIの体験談をお話ししいきます!
今日初めてこのブログを読んでくださっている方のために、私の基本情報をチラッとお伝えします。
年齢:29歳
持病:なし
妊娠:経験なし
ピル:これまでは服用経験なし
病名:子宮内膜症卵巣嚢腫(直径7.5cmのチョコレート嚢胞)
術式:R5.1/16腹腔鏡手術済み
傷口:計4箇所(おへそと下腹部)
入院期間:4泊5日
これまでの子宮内膜症治療記録や手術の体験談ついては以下からお読みいただけます!
【子宮内膜症治療記録】
①体調不良と産婦人科受診のキッカケ編
②産婦人科受診編
③術前検査編(初めてのMRI検査)
④入院アイテム、心と体の準備編
⑤手術前説明編( 腹腔鏡手術 )
⑥締め付けレスの快適ショーツ作成編
入院生活の様子はこちら↓↓↓
⑦入院1日目( 腹腔鏡手術 の準備)
⑧入院2日目( 腹腔鏡手術 当日)
⑨入院3日目( 腹腔鏡手術 翌日)
⑩入院4日目( 腹腔鏡手術 2日後)
⑪入院5日目( 腹腔鏡手術 3日後)
術後の様子や投稿はこちら!
⑫保存版!入院アイテムリスト
⑬傷跡ケア!アトファインSSサイズレビュー
⑭徹底解説!腹腔鏡手術の術後痛みについて
似たような境遇にある方々の参考になるよう、記事を更新してます!気になる方はぜひ他の記事もチェックしてみてくださいね。
超低用量ピル の外観と服用ルールは?
私が今回処方してもらったのは、あすか製薬のフリウェルULDというピルです。
※ULD…Ultra Low Dose (超低用量)
ピルといえば、中用量・低用量・超低用量などの種類を聞いたことがあるという方もいるかもしれません。これらを分け隔てているのは、「卵胞ホルモン(エストロゲン)」の含有量です。
つまり、超低用量ピルは、低用量ピルよりも卵胞ホルモンの配合量が少ないお薬です。
基本的に超低用量ピルは、月経困難症や子宮内膜症の治療のために保険適用内で処方されることが多い薬です。中用量・低用量のピルに比べると(わずかにですが)副作用が現れにくいという特徴があります。
私は子宮内膜症の手術後の再発防止をメインの目的として、保険診療内で処方してもらったのでこの薬を服用していくことに決めました。
超低容量ピル 飲み方はこんな感じ
ピルの服用には色々なルールがあります。
なんといっても大変なのが、毎日同じ時間に服用しなければならないこと。1日の中で好きな時間に飲めば良いという薬ではなく「毎朝7:00前後」「毎晩22:00前後」など自分が忘れずに服用できる時間帯を決めて同じ時間に毎日服用し続けます。
万が一飲み忘れてしまった場合の対応も外箱に記載してあります。
忘れっぽい性格だし、毎日同じ時間に服用なんて無理ー!!
私は絶対に飲み忘れてしまう未来が見えたので(笑)、ピル服用管理アプリで毎日同じ時間に通知&記録することにしました。「毎晩22:30前後に飲む!」と決めて、22:00、22:30、23:00と3回スマホ通知を設定しています。
仕事の日も休日もほとんど同じ時間に起きてるよ〜!という人は、朝服用と決めてもいいかもしれませんね。とにかく毎日同じ時間帯に服用することが大切です。
生理の期間中に飲み始める理由は、「服用開始時に妊娠していない状態であることを確認するため」らしいです。
飲みかけのシートで申し訳ないのですが(笑)
ピルシートの中身はこのようになってます。服用開始日と曜日を記入して飲み忘れがないように服用していきます。錠剤は大きすぎず、とても飲みやすいです。
ここで注目して欲しいのが4週目です。
今回私が飲んでいるピルは21日間の服用後に7日間の休薬期間があるピルです。
すでにご存知の方もいるかもしれませんが、ピルには「休薬期間があるタイプ」と、「休薬期間に成分が入っていない空っぽの薬(偽薬)を飲むタイプ」があります。
「えーーーー。偽薬まで飲むなんてめんどくさい!」と思われるかもしれませんが、この場合「深く考えずにとにかく毎日1錠飲み続ければ良い」という考え方もできますね。
休薬期間がある=「1ヶ月の中で薬を飲む期間と、飲まない期間がある」ということであり、服薬を習慣化することが難しいです。特に忘れっぽい方(まさにわたしです)は、アプリなどで管理したりカレンダーに印をつけながら続けていく必要がありそうですね。
超低用量ピルのお値段は?
これまでの内容でわかるとおり、私が飲んでいるピルは「21錠+7日間の休薬期間」があるピルです。
子宮内膜症(卵巣嚢腫)と明確に診断され、再発防止のための服用なので私は保険適用にてピルを購入しました。
1シートあたりのお値段は ¥570 でした!
保険適用だったのでお手頃な価格で手に入れることができました。
診察代や検査代を考慮せずお薬代だけで考えると
¥570 × 12ヶ月 = ¥6,840
が1年服薬の金額ということになりますね。
メリットを考えると保険適用の場合はお手軽と言えるのではないでしょうか。
ジェネリック医薬品とは?
新しく開発された薬の特許が切れた後に、少ない開発費で作られる後発医薬品のこと。すでに有効性や安全性が確立されている有効成分を使用して開発するため安いお値段で手に入れることができますが、予期せぬ副作用が生じる可能性もあります。
超低用量ピル 副作用は実際どうだった?
気になる副作用についてですが、私の場合は飲み始めの1〜3日目くらいまでは特に強い吐き気がありました。
ただしその3日間も、ずっと1日中気持ち悪い…というわけではなく、ピルを服用した1時間後〜2時間後をピークに胸焼けのような気持ち悪さと吐き気がありました。
なんか吐きそうだからトイレでスタンバイしておこうかなぁ…
と迷う感じの吐き気です。実際には一度も吐いていませんが。
なかでも服用初日の吐き気が一番ひどく、なかなか眠れなかったので、翌日主治医の先生に吐き気止めを処方してもらいました。
こんな吐き気が3ヶ月も続くのか…と気が遠くなっていたのですが、吐き気は3日ほどで少しずつ軽快し、吐き気止めなしでもぐっすり眠れるようになりました。
吐き気以外の副作用については、生理期間に飲み始めているということもあり、不正出血や乳房の張りについては特に、ピル起因のものかどうか判断できず…。生理の出血は通常に比べて多かったような印象ですが、術後初の生理ということもあり、これもピルの副作用!とは言い切れません。
数ヶ月服用を続けた後で、再度体調のレビューしていきたいと思います♪
また、服用時間を22:30と設定した場合、飲み会とか大丈夫なの?と思いますよね。
私が服用しているピルには飲酒の制限はなく、飲み会の途中などでも服用が可能です。
ですが…
例えば、深酒してピルを飲んだ直後に嘔吐してしまうなどはもちろん問題アリなので、飲み過ぎには注意しないといけないです。
飲み過ぎに気をつけます…。
絶対に気をつけます……。
今回のまとめ
ここまで、子宮内膜症(卵巣嚢腫)の腹腔鏡手術後に再発防止のために服用する超低用量ピルの飲み始めレビューについてご紹介してきました。
簡単にですが内容のまとめです。
- ピルには女性の身体に嬉しいメリットがたくさん
- 副作用やリスクに注意して服用する
- 毎日同じ時間に1錠服用するのが基本
- 中用量・低用量・超低用量がある
- 休薬期間があるタイプと、偽薬を飲むタイプがある
- 私が飲んでいるピルは保険適用で¥570/シート
- 実際の副作用は、3日間ほど吐き気が続いただけ
ピルを服用しようか迷っている、産婦人科に相談しようか迷っている、または家族やパートナーがピルを服用している、といった方々のご参考になれば幸いです。
すでにピルを服用していて副作用に悩んでいる方は、主治医の先生にぜひ相談してみてください。
相談したうえで他の種類のピルに変更したり、副作用を緩和するための吐き気止めや鎮痛剤を処方してもらうこともできるはずです。日常生活に支障が出てしまう前にうまくピルと付き合っていけると良いですよね^^
今後も、ピルの服用体験談や使用しているピル管理アプリのレビューについて投稿していこうと思っていますので、次回の投稿もお楽しみに!
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